#7 <苦行のこと>
#7 <苦行のこと> ー1 オリジナル
南伝 相応部経典 4−1
かようにわたしは聞いた。
ある時、世尊は、ウルヴェーラー(優留毘羅)村の、ネーラン
ジャラー(尼連禅)河のほとり、アジャパーラ・ニグローダ(阿
闍波羅尼倶律陀)の樹の下にましました。まさしく、正覚を成就
したもうた時のことであった。
その時、世尊は、ただひとり坐し、静かな思索のうちにあって、
つぎのような思いをなしたもうた。
「ああ、わたしは、あの苦行から離れてよかった。ああ、わたし
は、あのなんの利益もない苦行から離れてよかった。ぴたりと正
念 (sati) に住して、さとりをうることができて、ほんとうによ
かった」
その時、悪しきものマーラ(魔羅)は、世尊の心に思うところを
知って、世尊のいますところに到った。到って偈をもって、世尊
に語りかけていった。
「苦行を離れざればこそ、
若き人は清めらるるなり。
汝、浄めの道をさまよい離れて、
清からずして清しと思えり」
その時、世尊は、これはあしきものマーラであると知って、偈を
もってあしきもの魔羅に答えて仰せられた。
「不死をねがうに、いかなる苦行も、
利をもたらすことなしと知った。
陸にあげられた舟の艪舵のごとく、
すべて利をもたらすことはない。
わたしは、戒と定と慧とにより、
この悟りの道を修めきたって、
ついに無上の清浄にいたった」 (以下省略)
*増谷文雄「阿含経典」(筑摩書房)第4巻 118頁から抜粋
このお経の essence を求めて、不要の文字を消去しましょう。
#7 <苦行のこと> −2
■■ ■■■■■ ■■■
■■■■■■■■■■■■
■■■■世尊は、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■正覚を成就し
■■■た時■■■■■■、
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
つぎのような思いをなし■■■た。
■■■■わたしは、■■苦行から離れてよかった。■■■わたし
は、■■なんの利益もない苦行から離れてよかった。■■■■正
念 (sati) に住して、さとりをうることができて、ほんとうによ
かった。
その時、あしきものマーラは、■■■■■■■■■■■■■■■
世尊のいますところに■■■■到って偈をもって、世尊に語りか
け■■■た。
「苦行を離れざればこそ、
若き人は清めらるるなり。
汝、浄めの道をさまよい離れて、
清からずして清しと思えり」
その時、世尊は、これはあしきものマーラであると知って、■■
■■■■■■■■■■■答え■■■■■た。
「不死をねがうに、いかなる苦行も、
利をもたらすことなしと知った。
■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■
わたしは、戒と定と慧とにより、
この悟りの道を修めきたって、
ついに無上の清浄にいたった」
このお経の essence を求めて、不要の■■を消去しましょう。
#7 <苦行のこと> −3
世尊は、正覚を成就した時、つぎのような思いをなした。
わたしは、苦行から離れてよかった。わたしは、なんの利益もな
い苦行から離れてよかった。正念 (sati) に住して、さとりをうる
ことができて、ほんとうによかった。
その時、あしきものマーラは、世尊のいますところに到って偈を
もって、世尊に語りかけた。
「苦行を離れざればこそ、若き人は清めらるるなり。
汝、浄めの道をさまよい離れて、清からずして清し
と思えり」
その時、世尊は、これは悪しきものマーラであると知って、答え
た。
「不死をねがうに、いかなる苦行も、
利をもたらすことなしと知った。
わたしは、戒と定と慧とにより、
この悟りの道を修めきたって、
ついに無上の清浄にいたった」
このお経の essence を求めて、さらに、不要の文字を消去しましょう。
#7 <苦行のこと> −4
世尊は、正覚を成就した時、つぎのような思いをなした。
■■■■■■■■■■■■■■■■■わたしは、なんの利益もな
い苦行から離れてよかった。
正念 (sati) に住して、さとりをうることができて、ほんとうによ
かった。
その時、あしきものマーラは、■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■世尊に語りかけた。
「苦行を離れざればこそ、若き人は清めらるるなり。
汝、浄めの道をさまよい離れて、清からずして清し
と思えり」
その時、世尊は、■■■■■■■■■■■■■■■■■■仰せら
れた。
「不死をねがうに、いかなる苦行も、利をもたらすことなしと
知った。
わたしは、戒と定と慧とにより、この悟りの道を修め■■■
てついに無上の清浄にいたった」
このお経の essence を求めて、さらに、不要の■■を消去しま
す。
#7 <苦行のこと> −5
世尊は、正覚を成就した時、つぎのような思いをなした。
わたしは、なんの利益もない苦行から離れてよかった。
正念 (sati) に住して、さとりをうることができて、ほんとうによ
かった。
その時、悪しきものマーラは、世尊に語りかけた。
「苦行を離れざればこそ、若き人は清めらるるなり。
汝、浄めの道をさまよい離れて、清からずして清し
と思えり」
その時、世尊は、仰せられた。
「不死をねがうに、いかなる苦行も、利をもたらすことなしと知った。
わたしは、戒と定と慧とにより、この悟りの道を修めて、ついに無上
の清浄にいたった」
このお経の essence を求めて、さらに、不要の文字を消去しましょう。
#7 <苦行のこと> −6
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
わたしは、なんの利益もない苦行から離れてよかった。
正念 (sati) に住して、さとりをうることができ■■■■■■■■■■た。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■いかなる苦行も、利をもたらすことなし■■■■。
わたしは、戒と定と慧とにより、■■悟りの道を修め■、■■■無上の清
浄にいたった。
このお経の essence は、次のようになります。清書します。
#7 <苦行のこと> −essence
10> いかなる苦行も、利をもたらすことなし。
わたしは、なんの利益もない苦行から離れてよかった。
11> 正念 (sati) に住して、さとりをうることができた。
12> わたしは、戒と定と慧とにより、悟りの道を修め、無上の清浄に
いたった。
目次へ戻る 次章へ ホーム頁へ