#3 <涅槃>



3 <涅槃>ー1 オリジナル
                  
伝 相応部経典 38ー1

かようにわたしは聞いた。

ある時、長老サーリプッタ(舎利弗)は、マガダ(摩掲陀)の
国のナーラカ(那羅迦)という村に住していた。
その時、ジャンプカーダカ(閻浮車)なる遊行者が、長老サー
リプッタを訪れてきて、たがいに会釈をかわし、親愛にして慇
懇なる談話を交えて、やがて傍らに坐した。

「友サ−リプッタよ、涅槃、涅槃といわれるが、いったい、涅
槃とはなんであろうか」

「友よ、およそ貪欲の壊滅、瞋恚の壊滅、愚痴の壊滅、これを
称して涅槃というのである」

「では、友よ、その涅槃を実現するに道があるであろうか。そ
こにいたる方法があるであろうか」
「友よ、その涅槃を実現するには道がある。そこにいたる方法
がある」

「では、友よ、その涅槃を実現する道とはなにか。そこにいた
る方法とはなんであろうか」
「友よ、聖なる八支の道こそは、その涅槃を実現する道であ
る。それは、すなわち、正見、正思、正語、正業、正命、正精
進、正念、正定である。
これが、その涅槃を実現する道であり、そこにいたる方法なの
である」

「友よ、この涅槃を実現する道は、まことに善い。そこにいた
る方法は、まことに素晴らしい。「友サ−リプッタよ、それは
また勤め励むに足る」



         *増谷文雄「阿含経典(筑摩書房)第3巻87頁より抜粋



このお経のessenceを求めて、不要の文字を消去しましょう。

#3 <涅槃> ー2
                  
■■ ■■■■■ ■■■■■
■■■■■■■■■■■


ある時、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ジャ
ンプカーダカ■■■■■■■■■■が、長老サーリプッタを
訪れてき■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■た。

■■■■■■■■■■涅槃、涅槃といわれるが、■■■■■涅
槃とはなんであろうか」

■■■■■■■貪欲の壊滅、瞋恚の壊滅、愚痴の壊滅、これを
称して涅槃というのである」

■■■■■■■■■涅槃を実現するに道があるであろうか。そ
こにいたる方法があるであろうか」
■■■■■■涅槃を実現する■■道がある。そこにいたる方法
がある■■■■。

■■■■■■■■■涅槃を実現する道■はなにか。そこにいた
る方法■はなんであろうか」
■■■■聖なる八支の道こそは、その涅槃を実現する道であ
る。それは、すなわち、正見、正思、正語、正業、正命、正精
進、正念、正定である。
これが、その涅槃を実現する道であり、そこにいたる方法■■
である」

■■■■■■涅槃を実現する道は、まことに善い。そこにいた
る方法は、まことに素晴らしい。■■■■■■■■■■それは■■勤め励むに足る。



貪欲、瞋恚、愚痴を称して、貪瞋痴と書きます。
貪欲の壊滅、瞋恚の壊滅、愚痴の壊滅を略して、貪瞋痴の壊滅
と書きます。聖なる八支の道を八正道と書き替えます。

このお経のessenceを求めて、不要の■■を消去しましょう。

#3 <涅槃> ー3

ある時、ジャンプカーダカが、長老サーリプッタを訪れてきた。

涅槃、涅槃といわれるが、涅槃とはなんであろうか。

貪欲の壊滅、瞋恚の壊滅、愚痴の壊滅、これを称して涅槃とい
うのである。

涅槃を実現するに道があるであろうか。そこにいたる方法があ
るであろうか。
涅槃を実現する道がある。そこにいたる方法がある。

涅槃を実現する道はなにか。そこにいたる方法はなんであろう
か。
八正道こそは、その涅槃を実現する道である。それは、すなわ
ち、正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定であ
る。これが、その涅槃を実現する道であり、そこにいたる方法
である。

涅槃を実現する道は、まことに善い。そこにいたる方法は、ま
ことに素晴らしい。それは勤め励むに足る。


このお経のessenceを求めて、さらに、不要の文字を消去しましょう。

#3 <涅槃> ー4

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■涅槃とはなんであろうか。

貪瞋痴の壊滅■■■を称して涅槃という■■■■。

涅槃を実現するに道■■■■■■■■、■■■■■■方法があ
るであろうか。
涅槃を実現する道■■■、■■■■■■方法がある。

涅槃を実現する道、■■■■■■方法はなんであろうか。
八正道こそは、その涅槃を実現する道■■■、■■■■すなわ
ち、正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定であ
る。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



このお経のessenceを求めて、さらに、不要の■■を消去しま
しょう。

#3 <涅槃> ー5

涅槃とはなんであろうか。

貪瞋痴の壊滅を称して涅槃という。

涅槃を実現するに道、方法があるであろうか。
涅槃を実現する道、方法がある。

涅槃を実現する道、方法はなんであろうか。
八正道こそは、その涅槃を実現する道、すなわち、正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定である。




このお経のessenceを求めて、さらに、不要のを消去しましょう。

#3 <涅槃> ー6

■■■■■■■■■■■■

貪瞋痴の壊滅を■■■涅槃という。

■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
八正道■■は、■■涅槃を実現する道、すなわち、正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定である。




このお経のessenceは、次のようになります。清書します。

# <涅槃> ーessence

4>   貪瞋痴の壊滅を涅槃という。

5ー1> 八正道は、涅槃を実現する道である。
5ー2> 八正道は、正見、正思、正語、正業、正命、正精
     進、正念、正定である。