『釈迦の教え− Gotama Buddhism』
2003年版
はじめに
釈迦は、その説法を、自ら書き残しませんでした。
彼の死後150年〜200年頃に、口伝の弟子たちが、口伝の
説法を文章化し、これを「パーリ聖典」と名づけました。総数
17520経のお経を含みます。
私は、51才(1964)の時、ほんとうのこと、確かなこと
を求めて、釈迦が説いたといわれるお経を学び始めました。そ
れから39年間、学習を続けて、本年90才です。
私は、「パーリ聖典」(Pali Canon) を熟読して、10経を選び、
墨消し法に因り、10経から27essenceを得ました。その経緯
と10経27essence一覧表を、「前編 パーリ聖典のお経」に書
きました。 次いで、私は、10経2 7 essenceを整理編集し
て、「中編 釈迦の教え」を書きました。
私は、次いで、釈迦の教えの修行法である八正道をpractice
(修行)して、釈迦の教えの究極(四つの真理)を理解して、
「後編 釈迦の教えのpractice」を書き上げました。
本書『釈迦の教え− Gotama Buddhism』は、前編、中編、後
編の三部作です。
私が得た『釈迦の教え− Gotama Buddhism』は、「仏教」と
は、全く異質です。
「仏教」は、仏、魂、前世/来世、輪廻転生を説きますが、釈
迦は、仏、魂、前世/来世、輪廻転生を説きません。「仏教」
は、形而上学/神秘主義/宗教を説きますが、釈迦は、形而上
学/神秘主義/宗教を説きませんでした。
釈迦は、四つの真理、貪瞋痴の滅 (cease) を説きました。
本書を読まれ、パーリ聖典を学習され、釈迦の教えを経験さ
れ、それを身につけて、日常生活をなさってていただきたいと
存じます。
この度、『釈迦の教え− Gotama Buddhism』を、インター
ネット上にホームページとして公開いたしました。ご一読いた
だければ幸甚に存じます。
なお、お経の名前には< >、お経の essence には数字>を
付しました。